キラーコンドーム
1年以上更新をしていなかった。
最近はONE PIECEを最新刊まで読んだり映画をたまに見たり、本を読んだりしている。
あと植物を育て始めて2回目の冬を迎えた。
初めての冬で1度も水を与えることなくアデニア・グロボーサを枯らしてしまったのが大変心の中の瑕疵として残っている。
夏にも恵比寿笑やアリオカルプスを枯らしてしまいお財布も痛い痛いだし、心にもくるものがあった。
自生地であれば元気に育っていたであろう株を人のエゴで異国の地に運び育てるということがいかに贅沢であるかを再認識した。
だからこそしっかりと管理して永く永く成長してもらいたいのである。
かなり高額な植物もぽんぽんと買ってしまっているので今年は審美眼を持って、これだと心に決めた渾身の一株を買いたいと思う。
手術をして一年位経ったが映画館にはいまだにほとんど行けていない。
同じ姿勢をとり続けることへの怖さ、そして負担をどうしても考えてしまうからである。
見たい映画もたくさんあるので映画館には行きたいと思っているのだが重い腰が上がらない。
まあ言い訳ですね。
趣味が増えるとどうしても割かれるリソースが増えて新しい趣味へ時間を使ってしまうようだ。
映画、小説、ファッション、植物、個展巡り。
自分の人生における趣味はこれくらいだろうか。
なんと薄っぺらいのだろうか。
たくさんの趣味を持つことが良いことではないし、造詣の深さを競うものではないのだがなんとも味気がないサブカル好きといった手合いに落ち着いてしまっている。
蒐集癖は相変わらずでポストカードやキーホルダーや小物を集めては飾るでもなく仕舞っている。
しまっちゃうおじさんが世襲制でなかったとしたらぜひ自分に継がせていただきたいものだ。
服に関していえばテック系のブランドの勢いがすごいと思っている。
3年ほど前からだろうか。
ecwaxや各社モンスターパーカーから始まったミリタリ熱はバブアーやクラシカルなコート類へと変遷しているように思う。
その中でもアウトドアブランドの台頭はとても勢いがある。
カリマーアスパイアが自分は最初に目についたが、テック系やアウトドア使用に耐えうるスペックのブランドがより都会的なデザインの服を作り始めている。
ダイワピア39やアブガルシアは釣り由来のブランドは勢いがあるように思う。
派手な色味の服というよりノームコアでミニマルなデザインの服が好まれるようだ。
自分でもバブアーのビデイルやアブガルシアのジャケットを購入した。
スニーカーに関していえば着る服装に合わせて購入する機会が増え、ナイキやアディダスのようなスポーティなものは買わなくなった。
スペルガのバレエシューズやマルジェラのスリッポン、コールドウォールのモックシューズはいろんな服装に合わせやすい。
昔は派手派手なスニーカーが好みだったが今は生成りや黒のスニーカーばかりである。
スニーカー主体ではなく服装全体の合わせとしてスニーカーを選ぶようになった。
awakeとメレルのコラボスニーカーと、リーボックとパッカーシューズのコラボスニーカーは夏に履けると思って購入した。
二回ほど履いただろうか。
ナイキで言えば、未だにエアモナークにはお世話になっている。
あれはいいスニーカーだ。
太めのパンツに合わせた時のシルエットが本当にかっこいい。
パンツのシルエットに関しても昔はジャストサイズのデニムを履くのが好きだったが、デニムはほとんど履かなくなった。
ワイドなシルエットのスラックスを好んで履くことが多い。
好みや流行は移り変わるのだと再認識した。
映画に関して言えば、ネットフリックスで見た浅草キッドはとても良かった。
僕は映画の役でその俳優さんを覚えてることが多く、浅草キッド主演の柳楽優弥さんはファブルに出ていた時のヤクザの役が本当に怖くてよく覚えている。
眼光鋭いスカーフェイスのヤクザ役が本当に怖くて柳楽優弥さん自体が怖いと思い込んでいた。
若き日のビートたけしを演じる柳楽優弥はまさしくたけしそのものだった。
勝手な感想だが憑依型の俳優さんなのかなと思った。
ぜひマンションから飛び降りたりはしないでいただきたいと思った。
小説でいえば、兇人邸の殺人はとても良かった。
今村昌弘先生はミステリ小説の可能性を存分に広げていると思う。
本当に素晴らしい。
ミステリは化学反応で何を混ぜるとより輝くのか、その可能性をたくさん見せていただきたいなと思った。
漫画でいえばダンダダンや怪獣8号やルックバックなどジャンプ一強かとおもわされたが、葬送のフリーレンや、東京リベンジャーズなどもとても頑張っているように思える。
チ。やバキ道、プラネットウィズにもとても期待している。
今の時代、タダで漫画を読める機会が増えているが本当にいいのか?と後ろめたさを覚えることもある。
だからこそお金を使えるところで使って、還元したいのだ。
個展は行けなかったがロッキンジェリービーンと阪急メンズ館のコラボイベントには参戦した。
最初はかの有名な公然猥褻財布を求めていたが思っていたよりおっぱいが出ていたし、二つ折りの財布にはスナップボタンがあると勘違いしていてただ折るだけの作りであるところに魅力を感じなかったので購入を見送った。
その代わりに、Mr.deathのフィギュアを購入した。
他には寺田克也先生のアートボードや、空山基先生コラボのファイヤーキングなんかを最近は購入したが、飾る予定はない。
駆け足でここ最近の趣味活動録を記させていただいた。
今年もいい一年になりますように。
ピンクフラミンゴ
綺麗にお酒を飲める大人になりたいなって思っている。
俺は10代からずっとバーで働いていたから沢山のお客さんを見てきたけど、綺麗にお酒を飲める人なんて1.2割しかいなかった。
残りはクダを巻いたり灰をテーブルいっぱいに撒き散らしたり、暴力を振るう人もいたな。
もちろんお酒を飲んでいるから仕方がないしこちらも割り切ってはいるんだけど、たまにいるきれいにお酒を飲む人を知っているからこそ不思議に思っていたっけ。
汚したテーブルをお手拭きで拭ける人やお礼を言える人やちょっとした気遣いを見せてくれるほんの少しの優しさが珍しい世界だった。
だからこそ俺は綺麗にお酒を飲める大人になりたいって当時は思っていたんだけど、合コンで向かいの席に座っていた女の子があまりに生意気です言い返しているうちに酒に飲まれてしまったことがあった。
22歳の冬だった。
寒くて寒くて体が冷えていたからみんなで熱燗をあおっていたんどけど、どんどんピッチが上がっていって最終的には家の横の駐車場にいた。
地元から遠く離れた駅で飲んでいたはずなのに。
俺は何も覚えていないから暢気にSNSを更新して友達から連絡があった。
「なんも覚えてないのか?」
あれは背筋が凍ったね。
おれは熱燗を飲みすぎてテーブルにゲロをぶち撒いた挙句友達に家までタクシーで送ってもらったらしい。
なりたくない大人になっていた。
仕事をしながら、ああはなりたくないよなって思っていた悪い見本そのままだった。
女の子に悪態をついて酒に飲まれて友達にも迷惑をかけて暢気に風呂入ってSNS更新して。
酒に飲まれちゃう人っておぼえてないんだろうな。
反省のしようがないんだきっと。
その日から俺は極端に酒を飲むのが怖くなってほとんど飲まなくなってしまった。
飲みに行くことはあれど、飲まれるようなことはその日以来一度もない。
今にして思うのは綺麗に飲んでいると思っていた人たちもどこかで演じているような部分があったのかな。
俯瞰して、こうしたほうがいいなって考えながら飲んでいたんだろうか。
少なくとも俺はそう考えながらじゃないとまだ綺麗に飲めない。
それが自然体になったとき初めて大人になれる気がするのだ。
バーテンダー
人生で嬉しかった瞬間ってありますか?
俺はバーで働いていた20歳くらいの時かな、バーのマスターに初めてスナックに連れて行ってもらったのがとても嬉しかったな。
その日はお店のお客さんを招いてバーベキューをした日で、俺を含めスタッフは営業終わりに早く集まって準備とかをするわけです。
ヘトヘトになる程の量を自転車で買い出しに行き、仕込みをするわけです。
お客さんが来た後は料理やお酒の準備をしたり、子供を連れてきた人がいたらその子供の面倒を見たりするわけです。
そんなこんなで昼過ぎから夜9時くらいかな、どんちゃん騒ぎでしこたま酒を飲んで、何回も買い出しに行かされて子供とかけっこをしたりしてヘトヘトなわけです。
片付けも膨大な量で、小さなバーのシンクで洗い物をするんですよ。
腕がさばくみたいにカサカサになるまで洗い物をして、バーベキューセットも片付けるわけです。
その後は大抵みんな二次会に繰り出すのですがそこで何組かに分かれるわけですよ。
俺たちは主催側だから、その何組かにばらけてついて行かなきゃいけないわけで。
3組くらいに分かれてて、お店側は自分と店長と、マスターと働いてた女の子2人。
まあみんな1人か2人でそれぞれのお客さんの二次会に顔を出すわけです。
それがまたしんどくて、給料もでないやつだからモチベーションが上がらないんですね。
前日21時〜6時で営業して、そのあと10時から仕込みして21時ですよ。
そこから二次会でまた接待しなくちゃいけなくて。
いくら若かったとはいえ、流石にしんどかったですね。
面倒だななんて思っていると、マスターが裏口でこっそり耳打ちするんですよ。
「一緒にふけてスナックいかないか?」
とても魅力的な提案に二つ返事で首を振った俺は迎車を呼んで2人でこっそり乗り込んでそのまま夜の街に繰り出したんですよ。
鳴り止まないケータイを無視して、その後に連れて行ってもらったスナックはまだクソガキだった俺には大人の世界で、すごいキラキラしているお店と綺麗なお姉さんとお酒が出てくるんでまるで夢見てるみたいだったな。
カラオケを歌って、お姉さんと喋って緊張して、そんなこんなで帰りしなにマスターがチーママにオムツ代にしなって1万円をさらっと渡すんですよ。
かっこよかったなあ。
真似したいですよいつか。
マスターはこれも経験だからって言ってくれてたけど、一番年下の俺に気を使ってくれていたのかななんて思ったり。
普通じゃできないような経験をたくさんさせてもらったのは、間違い無くマスターがいたからでした。
ライフアクアティック
もう年の瀬ですね。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今年は映画館に120本もの素敵な作品を見に行くことができました。
おそらくですが人生で一番映画を見た1年だと思います。
映画は良いものですね。
先日、needlesでヒザデルタイプのトラックパンツを購入したのですが、サイズを間違えてしまい、SサイズでいいところをLサイズを買ってしまったんですね。
反物の着物くらいの布面積ですよもう。
履く履かないの問題以前ですよ。
反物、華奢な女の子なら3人くらい入るんじゃないですかね。
思っていたサイズとはかけはなれてしまったのですが、なんとか着こなしたいのものです。
11月からたくさん服にお金を使ってしまったので節制しなければなと思っている次第でございます。
次はおそらく年明けでしょうか。
また来年も会いましょう。
それでは、