ソナチネ
後1日で8月が終わります。
8月が終わるということは、夏が終わるということを意味します。
学生の頃は、僕と夏は寄り添っていて、たくさんの抱えきれない思い出と日焼けあとなんかを残してくれていました。
どこへ行くにも刺すような日差しを生身で受けて、エアコンの効きすぎた建物に逃げ込んではかいた汗がひんやりとするのを感じていたはずでした。
それがいつからか夏は僕を離れていってしまったように感じます。
不思議なもので1日が終わるスピードが上がった気がしますし、晴れの日も少なくなった気がします。
子供の頃はがむしゃらに毎日を突き進んでいましたが、前だけを見ていられなくなったのかもしれませんね。
考え事も増えました。
能天気に生活するのはいけないんじゃないかって自制しているような気さえします。
思い出と殴り合いしたって勝ち目はないのでこれくらいにしておきますが、ここ数年、夏の終わりにはもう少し夏を楽しめばよかったって思っています。
来年こそは夏らしく生きたいですね。