料理長殿ご用心

子供の頃に読んだ漫画を、ずっと探していました。

 

そういう経験ってありませんか?

 

子供の頃見たアニメや本なんかをもう一度見たくなることがよくあります。

子供の頃の薄い記憶の中に残っている作品って、きっと当時の自分の琴線に触れる何かがあったはずなんですよね。

子供の感性って徐々に失われていくものだって僕は思うので、今の自分がフラットな気持ちでまたその作品に触れて、どう思うか楽しみなんですよ。

え、全然つまんねーって思ったらそれでいいし、何度見てもやっぱり楽しかったらそれでいいんです。

もう一度その作品を楽しめたらなって。

 

 

そんな僕は、子供の頃に読んだちびまる子ちゃんの話をまた読みたいなってずっと思っていました。

 

その話で、まるちゃんは大学生になっていて、家庭教師をしていたはずでした。

普段のシニカルな作風と違って、悲しげでどこかセンチメンタルな気持ちになるその話が僕は好きでした。

子供の頃の記憶なので不確かなのですが、何度も姉に借りては読み返した記憶がありました。

 

中学生くらいになったとき、姉と子供の頃の話をしていてふと思い出したのでその話を覚えているか聞いてみましたが、姉は覚えておらずモヤモヤしたことも覚えてます。

健忘症なのでしょうか。

 

その後もインターネットでそれらしい単語を検索してみたりしたのですが見つかりませんでした。

 

ですが、ちびまる子ちゃんは漫画自体は16巻と少ないのでローラー作戦でレンタルコミックを借りて読み進めると、その話は見つかりました。

 

ちびまる子ちゃん第5巻に収録されている「いつか遠いところで」という話でした。

 

この話はちびまる子ちゃん本編ではなくももこほのぼの劇場というさくらももこ先生自身のお話を漫画にした作品でした。

 

今読んでも激烈におもしろかったです!!!

半端ないノスタルジーです!!

この作品の雰囲気を子供ながらに感じ取ったミニぽんせ少年にはお褒めの言葉をあげたいです。 

 

良い映画は子供の頃に1回、大人になって1回見て楽しめるって言いますが、ちびまる子ちゃんもまさにそれですね。

 

家族や友達なんて誰でも持っているありふれた題材だからこそ親近感を覚え、国民的な作品になるのでしょうね。

 

今日はこのへんで終わりたいと思います。